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「置かれた所で咲いていく」

 この言葉は、私の出身校の学長、渡辺和子さんの好きな言葉である。現在82歳になられた。基本的にシスターが嫌いだった私にとって、この学長、シスターセントジョン(渡辺和子さん)は学長様の時から、尊敬出来るシスターだった。

 

 幼いころ、目の前で父親を殺された経験を持っていらっしゃる。それは、「2、26事件」。そう、この渡辺和子(元)学長のお父様は、当時の教育長官 渡辺穣太郎氏である。 私は、当時学長さまから学んでいた「人格論」の中でその話を聴いた。

 

 大学性だった私にとって、急に「2,26事件」が身近になり、沢山調べた事を思い出す。最近当時の写真がある雑誌に紹介されたが、そこには東条英機さんをはじめ渡辺穣太郎氏の写真もあった。むごい姿であった・・・。

 

 それを机の下で(隠れなさいとお父様に言われた、とおっしゃっていた)実際に見た5歳(だったと思う・・)の小さな子の気持ちは、想像にあまりある。

 

 また、学長様は、日本で1番若くして学長職に就かれた方でもある。何と37歳の若さで学長になられたのだ。 そんな学長様の好きな言葉が、タイトルの言葉である。

 

 これは、私の大学の創始者である、マザー・ジュエリーの人生を見て、尊敬の念を持って言われた言葉である。マザー・ジュエリーは、「置かれた所で咲いた人」だったと学長はおっしゃる。

 

 65年間の人生の中で、その生涯の殆どをベッドに置かれた方だった。半身不随・全身不随でベッドに置かれて、いつも「微笑み」を失わなかった、と。迫害を受けて、あちこちと逃げ回っていた時も、その色んな処で出会う人々に微笑みかけて。ともすれば落ち込みがちな周りの人々を、明るくした方、と、学長はおっしゃる。

 

 まだまだ話の続きはあるが、学長は「不機嫌はりっぱな環境破壊です」と断言される。そして「笑顔は空気をよくする」と。だから、「認めて、褒めて、愛して」子どもを育てなさいと。そして自分に対しても!
 私の周りにもいるのです。何が面白くなくてそんな不機嫌な顔をしているの?と聞きたい人が(笑)。そうか~! やはりそれは、立派な環境破壊だったのか(笑)。

 

 「私から年を取り上げないで下さい。俊は私の財産ですから。」という言葉がありますが、素敵な言葉ですね。 私の昨日書いた内容にも繋がる気がします。(今が一番幸せと思う。だから明日はもっと幸せ)

 

 自分の年齢を「財産」と言える人生は本当に良き人生と思います。そして、置かれた所で咲いていく・・・それは自分の「役割」にも繋がるのかもしれませんね。

 

 今日は学長ご自身が50歳の時にうつ病にかかられて、その時にお医者様から言われた言葉で終わりましょう。

            「運命は冷たいけれども摂理は温かい」

 

 

                 ☆ 置かれた所で咲いていきたい 菅野康子でした ☆

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