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2010-04-12

「カティンの森事件」

ポーランド・カチンスキ大統領を始め96名の政府関係者が亡くなった・・・「カチンの森事件」の追悼式参加の為だった・・ご冥福を祈ります・・・ポーランドでは1週間国中で「喪に服す」という。(日本の首相が亡くなっても、今の日本人が今の首相に万が一があった時、1週間も喪に服すだろうか・・?)

 

 「カチンの森事件」とは、1940年に起こった事件である。20世紀大虐殺ワースト20の中での4番目(年代順)に出てくるものだ。参考までに少し書くと・・
ここから始まる。

 ・オーストラリアのアボリジニ狩り(数百万人)オーストラリア→アボリジニ

 ・アルメニア人大虐殺(150万人)オスマン・トルコ→アルメニア人

 ・南京大虐殺(数万~10数万人)日本→中国

に続いて起きた事件である。

 ・カチンの森事件(カチンで4400人、その他25000人)ソ連→ポーランド

ちなみにこの後の主なワーストを述べると・・・

 ・ヒトラーの大虐殺(110万人)ドイツ→主としてユダヤ人)

 ・ドレスデン爆撃(35000人)英米軍→ドイツ

 ・東京大空襲(8~10万人)アメリカ→日本

 ・広島・長崎原爆投下(21万人)アメリカ→日本

 ・日本兵シベリア抑留(61000人)ソ連→日本

 ・アルカイダ同時多発テロ(3~4000人以上)アルカイダ→アメリカ

 

 まだまだ沢山あるが、主だったものでもこんなにある・・・そして気付く事がある。やったら、やられている事だ・・・「負の連鎖」が起きている・・・哀しみから怒りに変わっていくのだろう・・・

 

 そんな20世紀約4番目に起こった「カチンの森事件」は、ゴルバチョフの時にやっとソ連は認めた事件だ。それまで、ドイツのせいにしていた。ソ連とドイツの間に位置するポーランドはまず、ドイツ軍に侵略された。ソ連は共産主義にポーランドを引き入れようして失敗。そしてポーランド将校たちをカチンの森で4400人殺した。それを発見したのがドイツ軍。そしてソ連はずっと、それをドイツのせいにしていた。そんな事だ・・・。

 

 ちなみに「シベリア抑留」もソ連は日清不可侵条約を破り、関東軍を襲った後の話だ。私の父はこのシベリアに4年間抑留された一人だ・・・

 
 この飛行機事故の数日前、朝日新聞の天声人語欄にこの事が書かれていた。しかもその導入が素晴らしい。

 

 「ベートーベンの交響曲3番「英雄」と5番「運命」のはざまの4番を「2人の巨人にはさまれたギリシャの乙女」とシューマンは例えた言う。似た印象がポーランドよいう国にもある。しかしロマンからは遠い。「両側にソ連とドイツという大男が眠っていて、彼らが寝返りを打つと潰されてしまう」と比喩(メタファー)で言う人がいたそうだ。

・・・中略・・・

今年は事件から70年目の節目になるロシアの式典にはポーランドの映画監督アンジェイ・ワイダ監督(84)の姿もあったそうだ。事件で父親を失った遺族である。長く温めて完成させた〝カティンの森”は日本でも公開されている。歴史を次の世代に渡すのが使命、という気迫が映像に満ち溢れている。

・・・中略・・・

「人間の歴史は虐げられた者の勝利を忍耐強く待っている」というインドの詩人タゴールの言葉が重なり合う。犠牲者も遺族も、ソ連の「残虐と虚偽」に虐げられてきた。「勝利」とは史実が世代を超えて記憶され続ける事だろう。映画でのメッセージで、監督は「9月17日」を知らない若者を嘆いていた。ソ連軍がポーランドに侵入した日である。国は違っても伝え継ぐ難しさは国境がない」

 

 全くその通りだと思う。日本でも、今12月8日、8月15日、3月10日、8月6日、8月9日・・・などが何の日か若者たちの何人が知っているのか?と思う。

 

 私は父が話したがらなかった(きっと過酷という言葉では言えない位の経験だったのだと思う。環境行動は勿論、アイデンティティの部分で辛かった経験があったらしい)シベリアの話を事あるごとに聴いてきた・・・そしてその聴いた話を私は子どもたちに伝え、これからもチャンスがあったら後世の人たちに伝え続けたい・・・。

  「何があっても決して戦争はしては行けないのだ!」という事を。

 

              ☆国境がない世界を望んでいる 菅野康子でした ☆

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