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2009-09-26

「みーちゃんの涙」

 昨日、福岡の私の友人(トレーナー仲間)が送ってくれた、一つのメッセージ・・・ある「絵本」からの抜粋であるが、何度読んでも涙が止まらない。 今日はそれをご紹介したいと思う。 (少し長いけれど心があたたまります。読んで下さったら嬉しいです。)

           ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

                  「みーちゃんの涙」

 

  坂本さんは 食品加工センターに努めています。牛を殺してお肉にする仕事です。

  坂本さんはこの仕事がずっと嫌でした。しかし牛を殺す人がいなければ、牛の肉は誰も食べれません。

  だから、大切な仕事だという事は分かっています。でも、殺される牛と目が会うたびに 仕事が嫌になるのです。 

  いつか止めよう、いつか止めよう・・と思いながらその仕事をしていました。

 

 

  坂本さんの子どもは小学3年生。 しのぶ君という男の子です。 

  ある日、授業参観のお知らせがありました。これまではしのぶ君のお母さんが行っていたのですが、

  その日は用事があっ てどうしても行けません。そこで坂本さんが授業参観に行く事になりました。

  いよいよ参観日が来ました。「色んな仕事」という授業でした。

  先生が「お父さん、お母さんの仕事はどんな仕事ですか?」と尋ねていました。 しのぶ君の番が来ました。 

  しのぶ君は小さな声で「肉やです・・普通の肉やです・・」と答えました。坂本さんは「そうかぁ」とつぶやきました。

  しのぶ君が帰って来ました。そして・・・あの後、担任の先生から呼び止められた話をしました。

  先生は「お父さんが仕事ばせんと、みんなが肉ば食べれんとやね。何であんなこと、”普通の肉や”と言うとや」と

  聞きました。しのぶ君は答えました。「ばってん、かっこ悪かもん。血のいっぱいついてかっこ悪かもん。」

  「お前のお父さんが仕事をせんと、先生も校長先生も会社の社長さんもお肉が食べれんとぞ。凄い仕事ぞ~。」 

  しのぶ君はそこまで一気にしゃべり、「お父さんの仕事、凄かとやね。」  

  その言葉を聞いて、 坂本さんはもう少し仕事を続けようかと思いました。

 

 

  ある日、明日殺される予定の牛が積まれてきました。”明日の牛ばいね~”と思ってみると、

  助手席から10歳位の女の子が飛び降りてきて、トラックの荷台に飛び乗りました。

  しばらくたっても降りてこないので近付いてみると、牛に話しかけている声が聞こえてきました。

  「みいちゃん ごめんね。みいちゃん ごめんね。みいちゃんが肉にならんと、お正月が来ん(こん)て

  じいちゃんが言わすけん。みいちゃんごめんね・・ごめんね・・」と腹をさすっていました。

  坂本さんは見なきゃよかったと思いました。運転席からおじいちゃんが降りてきました。

  「みいちゃんはこの子と一緒に育ちました。だけん、ずっと置いておくつもりでした。ばってん、みいちゃんば売らんと、

  この子にお年玉もクリスマスプレゼントも買ってやれんとです。明日はどうぞ宜しくお願いします。」

 

 

  坂本さんは”この仕事は止めよう、もう出来ん”と思いました。そして思いついたのは、明日の仕事を休むことでした。

  坂本さんは家に帰り、みいちゃんの事をしのぶ君に話しました。そして「明日は仕事を休む」と言いました。

  しのぶ君はお父さんと一緒にお風呂に入りこう言いました。「お父さん、やっぱりお父さんがしてやった方がよかよ。

  心の無か人がしたら、牛が苦しむけん。お父さんがしてやんなっせ。」 

  翌朝しのぶ君はお父さんに 「今日は行かなよ(行くんだよ)、分かった・・・?」

 

 

 

  お父さんは牛舎に入ると、みいちゃんは威嚇するポーズをとりました。坂本さんは手を出しました。

  「みいちゃん、ごめんよ。みいちゃんが肉にならんとみんなが困るけん ごめんよ。」坂本さんはお腹をさすりながら

  「みいちゃん じっとしとけよ。動いたら急所はずすけん。そしたら余計苦しかけん。じっとしとけよ。じっとしとけよ。」

  解体する時が来ました。みいちゃんは動きませんでした。

  その時 みいちゃんの大きな目から涙がこぼれ落ちました。

  坂本さんは牛が泣くのを初めて見ました。

 

 

  後日おじいちゃんが来ました。

  「坂本さん有難うございました。昨日あの肉ば少し貰って帰ってみんなで食べました。

  孫は泣いて食べませんでしたが「みいちゃんのおかげでみんなが暮らせるとぞ。食べてやれ、

  みいちゃんに”ありがとう”というて食べてやらな、みいちゃんがかわいそかろ(かわいそうでしょう)。食べてやんなっせ。」   

  孫は泣きながら「みいちゃん いただきます。おししかぁ おいしかぁ 」 言うて(言って)食べました。

  ありがとうございました。」

 

 

  坂本さんはもう少し仕事を続けようと思いました・・・・

 

               ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 如何でしたか? 私は思い出しました。「いただきます」は「命を頂きます」ということ。子どもたちにも伝えてきました。そして私がお肉を食べられないる理由も子供たちに話しました。このお話のお陰で、「命」そして「感謝」、などを子供たちと話す事が出来ました。そして伝えていきたいと思いました。

 また、今日の「リラックスタイム」には私自個人のお肉が食べられないエピソードを書いています。こちらも是非ご覧になって下さったら嬉しいです!

 

          ☆ 「命・・・役割・・・そしてどうしたいか・・?」を考えた  菅野康子でした  ☆

 

 

 

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