- 2011-06-02 (木) 15:08
- 菅野康子の「ちょっと真面目に」
アメリカの統合失調症の子どもの話で、久しぶりに母親との面会での話(実話)。母に会えた喜びでその子は母にハグしようとしたら拒否された(母親のその子を嫌だと思う気持が体に現れた)。だから身を引いた。するとその母親は「あら、ママの事嫌いになったの?」・・・その子どもは迷った・・・ハグしようとすると拒否され、身を引くと「ママが嫌いになったの?」と言われ・・・・どっちにもいけないこの様な状態を、ダブルバインド状態(二重拘束)という。
今国会では「内閣不信任案」が決議されようとしている。直前の民主党の代議士会において菅さんは3つの事を言っていた。
1.大震災・原発に向けて最大限の努力をする
2.民主党を壊さない
3.自民党に戻す事の無いように
そして、先送りにされていた問題などに対して努力してきた。と言っていた。ここだけでも、私には「?」だったのだが。TPP、増税、沖縄問題・・・どれも解決していないし、みな日本を間違った方向に持っていこうとしている(これは会員制の方に書く)
また先ほどの3点も何一つ具体的には述べられていない。口では「挙党一致」で、と言っているが、その真意はこの3点に現れている。だから何も進まないのだ。
更に「一定の目途が経ったら辞任する」と言っているが、「一定に目途」って何をいつまでに?ここも相変わらず具体的には述べていない。述べようが無いからだ。つまり辞任の意向など全く無いと思って良い。今起きている事に対して「一定の目途」は内に等しいからだ。
平常時だったらこれでもよい。しかし今は第二次世界大戦以来の「非常時」なのだ。だからこそ、野党も(それぞれの思惑はあるだろうが)基本的には「国を挙げてやっていこう」と言っている。今はスピードが大事!覚悟が大事!リーダーシップが大事!な時なのだ。
これから採決が始まるが、可決されても否決されても、どちらになっても誰にとっても難しい状況である事は間違いない。この所ずっと終始一貫して同じ事を言っているのは、小沢さんグループの方たちだ。その目の先には、常に「被災地(特に原発の早期の収束)」にある。これが大事な事なのではないだろうか。
マスコミで報道される事は一方的に編集して伝えられているものが多い。「こんなときに政局争いなんて、怒りを覚える」に集約される。しかし、同じだけ「早く総理を変えて何とかしてくれ」と望んでいる被災者達もまたいるのだ。
両方を伝えなくてはいけないと私は思うのだが・・・。
ダブルバインド状態ではまだ手があるのだ。「では第3の方法は?」 私たちは、今までの考え方だけでなく、今こそ例えば今日の不信任案にも「反対」の立場でみると・・・?「賛成」の立場でみると・・・? そしてそれ以外にも何か方法があるのではないか・・?と。
私は決して自分たちの権力が欲しいだけの為に今回の不信任案を出しているとは思わない。自民党の谷垣さんにしても覚悟の上だし、ましてや小沢さんにとっても覚悟の上なのだ。しかし私の目から見て、菅さんにはこの「覚悟」というものが今まで感じたことがない。石川房枝さんが亡くなる時に「あの人だけは(菅さん)決して政治家にしてはいけない」と言われたことが今もうなずける。
この目に見えない原発問題も今もまだ続いている。そしてまだ瓦礫処理すら終わっていない。既に福島では餓死(という名目がないので衰弱死となっているが)した方は10名を超えたという。また原発作業員の方たちの不満、被曝も多くは表に出されない状態が続いている。いまなお、水が無くて川で洗濯をしている被災者たちがいる。3ヶ月になろうとしている今・・・・。私は今日の「不信任案」は至極妥当な事であると思っている。
★ その目線の先に何が見えているのか? 菅野康子でした ★
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