- 2011-02-15 (火) 13:42
- 菅野康子の「ちょっと真面目に」
独立系のエジプト紙<アルマスリ・アルヨウム>は14日、消息筋の話しとして、ムバラク前大統領(82歳)が11日の辞任後、健康状態が極度に悪化して意識不明の状態になっていると伝えています。同誌によると、前大統領は、国内東部の保養地シャルムエルシェイクで集中治療を受けているとの事。AP通信によると、駐米エジプト大使は14日、米NBCテレビで前大統領の健康状態が悪化している可能性があると述べているそうです。
先日も会員制ブログの方で書いたのですが、現在インターネット上で世界的に話題になっている「エジプトのデモの動画に馬に乗った死神」が写っている映像です。私も観ましたが、私には「馬に乗っている騎士」にみえました。どちらにせよ、またそれが作られたものであったにせよ(私はそうは思いませんが)、これからもっと起こる可能性のある事が、こうして浮上してきているのだ、と思っています。
それは2007年9月から入っている「みずがめ座」の時代に入っていますが、それが関係しています。皆、真実を知りたいと思うし、何かがおかしいと思ったら自分たちの手でそれらを手に入れていくようになります。これまでが、りんごの木に登っている人達が落としてくれるりんごや、落ちているりんごを食べていた人たちが、これからは自分たちも木に登ってりんごを取る、そんな時代なのです。
それが今世界中で起きようとしているデモなのです。そのエジプトのデモを始めた30歳の男性(アフマド・マヘル氏)がこう言っていました。
「最初は“抗議デモ”のはずだった。だが、呼びかけに続々と集まった市民を見て気付いた。“僕らが始めたのは、革命だ”。」そして計画したのは昨年の12月「威張って国を駄目にしている張本人が警察官。その記念日(1月25日の警察記念日)にデモをしようとしたのが始まりだ。「その記念日なんてお笑い種だと訴え、失業問題や貧困に関心を集めようと思った」と言う。
彼自身は大学で土木工学を学んだが、就職口はなかなか見つからなかった。選挙は不正ばかり。3年前に賃上げや民主化を訴える「4月6日運動」を立ち上げた。ネットその他で呼びかけデモを始めたが、デモをしても警察官の方が参加者よりも多かったという。
そして今回のデモも2~3000人来ればいい、と思っていたそうだ。そこに14日チュニジアでベンアリ政権が倒れた。デモの呼びかけの賛同者が突如として増え始め、7万人を超えた。ネットの威力に改めて驚いたと言う。そして25日当日、1万人を超える市民がカイロ中心部タハリール広場に集まった。
最初の「若者に仕事を!」「汚職を追放!」などのシュプレヒコールはいつの間にか「独裁政権打倒!」「ムバラク追放!」に変わった、と言う。このまま帰宅したら、逮捕される。だから次の手をうっていった。イスラム教金曜礼拝がある28日の大規模デモの呼びかけだ。政権側はネットを遮断したが、メンバーが各地に走りでもの事を知らせた。
結果・・・金曜礼拝を終えた人たちが広場に向かった。「ガラベーヤ」という伝統的な服を着た貧しい農民や労働者、ジーンズ姿の若い女性、家族連れ。その多くはこれまでデモで見かけた事のない顔ぶれだったと言う。そして彼は気付いた。「チュニジアを見て、人々の勇気に火がついた。これはもはや抗議活動じゃない。革命だ。この流れは誰にも止められない」
その後もい終えに返ったのは娘の3歳の誕生日だけという。そしてご存知の様に広場に集まる人々は次々の増えていき、彼が市内を移動中のタクシーに乗っている時に、ムバラク大統領の退陣を知ったと言う。車から飛び出して彼は誰彼構わず抱き合い、とどめなく涙が溢れてきたという。
そして彼は言う。「デモはまだ続けるよ。エジプトが自由で民主的な社会になるまで、僕らは闘う。あきらめない。これまでも、いつか必ず変化は来るとずっと信じていたのだから。」と。
その民主化の命運を握る「軍」だが、6ヵ月後を目途に制度改革を進め、民政移管を進めると発表している。それは今の所、国民の信頼を得ている。その鍵を握るのが、最高権力者となった最高評議会議長で国防相兼副首相のムハンマド・フセイン・タンタウィ元帥(75歳)。
しかしそのタンタウィ氏も、「魅力的で上品だが、内閣で影響力をふるい、経済的にも政治的にも、改革に反対している人物」とウィキリークスは言っている。更に「(物事を)変化させようというエネルギーや世界観がない」など全般的に保守的で改革マインドに乏しいえおいう評価が多い。更に更に「ムバラク氏への忠誠心だけで地位を得たプードル」という記述もある。
それらを頭の隅におきながら、エジプト国民も注目している。だからマヘルさんがこれから、自由になるまでまだでもは続ける、と言っているのも同感だ。しかし、デモ中止を国民に呼びかけているが、無鉄砲な国民達によって現在も各地でデモが起きており、混乱が続いている。デモ弾圧で批判を浴びた警察はまだ満足に機能していない。治安回復が最大の課題だ。
政変後1ヶ月たったチュニジアも現在「国造り」を模索中。大統領選の目途さえ立っていない。政権を倒した後は生活向上を求めるデモに変わった。しかし個人たちはストライキ中で「誰もが権利を主張するばかりのカオス(混沌)状態だという。
私たちは、一つ事を終えたら後は「待つ」事が必要だ。一気に事を推し進める方が良い場合もあるが、この様に政権転覆などの場合は、国民も暫く待たなくてはいけない。その方が次に進めるからだ。今のチュニジア国民のストライキも気持ち的には分かるが、それらを改善していく中枢が機能するまで、それはやはりしばしの時間は必要なのだ。ただただ自分の「権利」なかりを主張していることが、逆に自分の首を絞めていることだと言う事に、早く気付いて欲しいと思う。
そしてわが国日本も全く同じ状況を抱えている。アフリカや中東だけの問題ではないと言う事に、一体何人日本人が気付いているのだろうか・・・。現在の民主党、その首相の状態、これからそのポストにと囁かれている前原さんなどは、潰れかけている米国の傀儡人だという事に、気付いている人が何人いるのだろうか・・・・。
選んだ私たちも悪いが(私は菅さんを選んだことは一度もない)、今までの政権を取っていたところも、何故自分も国民なのだという自覚がないのだろうか。ここらへんが、人間の弱い部分なのだろうと感じる。人はいつなんどきでも試されている。権力を握ったらそのegoがにょきにょきと浮上するのだろう。そしてそれに溺れ、気付いた時には心身ともにぼろぼろ状態になるのだろう。自分と一致している状態が大切なのだ。そしてそれが分かるのは自分自身だけだ。
まだまだこの先に書きたいことはあるのだが、この辺でやめておく。これからこのチュニジア、エジプトなどで起きている事が世界中に拡がるだろうし、その間も、世界中で噴火、洪水、日照りなど異常気象も続きていくと思う。その結果食料がなくなっていく。そんな状態になっても、私たちは「人としての尊厳を保つことが出来るのだろうか・・?」
☆ 今起きている事は皆自分を試されている事 菅野康子でした ☆
関連する投稿
- 新しい投稿 »: 「続:エジプトからの学び」
- « 古い投稿: 「イライラする時には・・」
コメント:0
トラックバック:0
- このエントリのトラックバック URL
- http://kodomomirai-blog.com/%e8%8f%85%e9%87%8e%e5%ba%b7%e5%ad%90%e3%81%ae%e7%99%92%e3%81%97%e3%81%ae%e6%99%82%e9%96%93/2011-02-15/%e3%80%8c%e3%82%a8%e3%82%b8%e3%83%97%e3%83%88%e3%83%87%e3%83%a2%e3%81%8b%e3%82%89%e3%81%ae%e5%ad%a6%e3%81%b3%e3%80%8d/trackback/
- Listed below are links to weblogs that reference
- 「エジプトデモからの学び」 から チームMIRA菅野康子のリラックスタイム2


