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「文化勲章」

 昨日発表になった「文化勲章」を受けるお一人の安藤忠雄さん(69歳)、この方は「表参道ヒルズ」の設計もなさった方、そして市場原理に逆らい、高さを並木に合わせる、などの頑固を通した設計者なのである。

 

 勉強は嫌い、家計も厳しく大学進学は頭になかったという。卒業後(何と)プロボクサーになるも、長続きはしなかったという。しかしその無職状態を見かねた知人が持ってきた「バー設計」の仕事が彼の転機になったという。

 

 建築の教科書を読み漁り、家具や内装の注文を手当たり次第こなしたとも言う。(ここが大事な事だ。やりたいことの周りには沢山のそのつながっているものがあるのだ)彼の履歴はこうなっているという「独学で建築を学び、28歳で建築研究所を設立。」更に彼は東大教授に迎えられる前にはハーバード大など米国の有名な所でも教えていたという。学歴信仰だけではない事を安藤さん自身が証明してくれているようですね。

 

 殻は狭い長屋に育ち、住環境に関わる原点は「怒り」だったという。その中からの変遷で最後の作品は「個人宅」だと決めているそうだ。

 

 また今回は、蜷川さんや三宅一生さんも受賞されているが、この世界を舞台にしている3人の方たちの共通点は「比較的新しい領域」の担い手、つまり先駆者だという事。きっと彼らは、「何が大事か」を知っていらしたのだと私は思う。

 

 芸術家といわれる人たちにとって大事なのは「多くの人に触れてもらう事、そして楽しい、心地よい、思考することの促し」の様な心の変化を起こすきっかけになる事かもしれない。

 

 そしてこの3人の方たちの共通点はだからこそ、「60年代、学閥や権威ある後押しを持たず歩みだし、国際的に高い評価を獲得した」という事。その表現には「日本の美意識と技」が根付いているという。

 

 3人とも環境には常に興味を持っているとの事。観察力、想像力、そして柔軟性をもって今の場所にいる3人だ。私たちは「不易と流行」の中で(変わってはいけないことと、変わり行くもののバランスを取る)これからも、より柔軟に毎日を過ごすためのヒントをこの3人の方の中にも見出す事が出きる。

 

 おめでとうございます!これからも、「日本からの発信」「活力ある生き方」「多様性」などを益々発信していって頂きたいと私は思っている。

 

           ☆みずきしげるさんらの文化功労賞もおめでとう! 菅野康子でした ☆

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