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「親が子どもに残せるもの」

私は子ども達が幼い頃から、「私たち両親があなたたちに残せるものは教育だけ」と言っています。そしてそれをこれまでは実践してきました。実際どれだけ「教育」が大事かと常日頃から思うのです。

 

 これにはいくつかの理由があります。

1.父の教え
2.ユダヤ人から学んだ
3.自分で考えられる人になって行く事の大事さ
 

 

 まず、最初に断っておく事は、教育とは学問だけの事を言っているのではない、という事。しかし、学ぶべき時に学問を学ぶ事の大事さも合わせて伝えていました。

 

 学校に行けない子、行かない子が今多くなってきています。そこには様々な理由がありますが、学校時代は学問だけでなく、社会性を身につけるために必要な時期なのです。(学校は社会の縮図)そして学問も、大人になってから必要のないと勝手に思っている、例えば「サイン・コサイン・タンジェント」などがわかりやすい例だと思いますが、それらは確かに専門に行かない限り必要ないかもしれません。が、だったら何のためにあるのでしょうか?

 

 最低の基本だからです。常識だからです。そしてそれらを「考える」事で脳が活性化する、柔軟性が出る、創造性が出る、そんな理由があるのです。但し、学校の先生はそんなことは生徒達に伝えません。そうは思って教えている先生が殆どいないからです。

 

 さて、1.の「父の教え」ですが、これは父の信念からです。私の父は「子孫の為に美田を残さず」とよく言っていました。そしてそれを実践しました(すべて母の為だけに残しました)

 

 このことは私にとって、「自分で何とかする」という新たな信念を植えつけました。良い事もあったし、まずい事もありました、その信念を持った為に。良い事は、自分で考える、判断する人間になったということ(私の言葉で言うと「責任意識を持つ事が出来た)」。そしてまずい事といえば、気付くまで、全て人を頼りにしないで何でも自分だけで判断してきた事(かつての私です)。

 

 そして2.の「ユダヤ人の教え」に繋がりますが、私は第2次世界大戦の時にナチスから迫害を受けた多くのユダヤ人の方たちのこんな言葉をかつて目にしました。

 

物は取られるが、決して自分の心だけは奪えない」それを貫いて笑って亡くなった方も多くいます。

 

 また3.の「自分で考えられる人」とは、「自立」に繋がります。セミナーでもいつも言うのですが「自立」とは「責任意識」を持って生きられる人。つまり「被害者意識(いつも誰かのせい、例えば社会のせい、親のせい、友達のせい、学校のせい、子どものせい・・・など)」の反対です。それは「自由」に繋がります。

 

 先ほどのユダヤ人の例もそうですが、彼らの中には「自由」があったと私は思います。心の中までとられなかったのです。それは「教育」から来ます

 

 幼い頃から子ども達に私がしてきたことは、私が考えられるその時に必要だと思う習い事。例えばピアノ。これはリズム感、音感を同時に養います。そして継続の大事さを学びます。出来ても出来なかったとしてもさせてきました。その中から、本人達がこれをやりたいと思う事が出来るまで今の所つなげています。出来なくて「劣等感」を持ったり、「罪悪感」をもつ事はないように努めました。

 

 勉強もその一つでした。何故勉強が必要なのか・・・?を私なりに伝えました。先ほど書いた事や、そしてもう一つ言っていた事は「大きくなって何かがやりたいと思った時に、選択肢が拡がる」と。

 

 そんな私は「教育」だけを言っていましたが(私にとって「愛情」は当たり前にある前提だった。が言うべきだと思った)、今日の朝日新聞の投稿欄に「休学して知った母の愛」というのがありました。その方は現在23歳で休学中。しかし10月から復学するとの事。

 

 その方のお母様は「親が子どもに残せるものは、愛情と教育」といい、幼い頃から様々な事に挑戦させ、学ばせてくれた事を思い出したそうです。

 

 現在心が疲れ休学しているが、お母様に「迷惑ばかりかけてごめんね」と言った時「全然。育てた様に育ったなあとは思うけどね。自分の頭で沢山考えられる子に育てたから」と言ったそうです。(素晴しいお母様ですね!)

 

 その時「貴女の生き方は間違っていない」と言われた気がしたそうです。最後に「そう感じさせてくれた父や母の愛情に、今感謝している。」とありました。

 

 きっとこの方はこれからも本人が言っている様に、ゆっくりつまづきながらしか歩けないかもしれません。しかし大丈夫ですね!この方が親になった時、きっとご自分が受けたご両親の愛情そして教育を思い出して、お子様を育てる事でしょう。そしてそのお子様達はきっとまたその子ども達にそうするでしょう。

 

 人類に大事な事はまず「教育」だと私は思っています。まず「教育」なのです。日本の政治家も教育者も どんな教育を受けた親に育ったか?でその末路が違ってきます。統一しましょうよ~! って言いたいですね(笑い)。

 

 一言で「教育」って言っていますが、その奥には様々なことがあります。全て「学び」です。「愛」という一言に全て含まれますね、きっと。優しさ、厳しさ・・・など「愛」があるから出来る事。私は自分自身にもこの「教育」を今も課して生きています。

 

                    ☆ 教育の大事さを訴えたい 菅野康子でした ☆

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