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「辛いよ~、誰か分かって!」

今日は、元旦に少し書いたのですが(さすがに元旦からはと思い避けました)、31日に私に入ってきたある出来事を書きたいと思います。

 

 私自身、このお父様とこれから初めて知りあう事になります。もっと早くお会い出来ていれば・・、こんな苦しみの中の方に私が何が出来るのだろう・・?などといろいろ頭を言葉がよぎりますが、それも一つの「運命」「宿命」なのでしょう。

 

 こんなことが実際には多くあるのです。紙一重な現実なのです。それを皆さまにも知って頂きたくて書こうと思いました。

 

 実際の名前は仮名にしていますし、内容も少々設定を変えています。が本筋はそのままです。あるお父様とその娘(死亡)の関わりのお話です。

 

 この20代前半のお嬢さんは、昨年、内臓破裂で亡くなりました。突然の様であり、分かっていた事の様でもあり・・このお嬢さんの病名は「摂食障害(過食・嘔吐)」でした。その後「うつ症状」も出始め、「死にたい病」になり、リストカット数回、飛び降り未遂、自虐行為(自分で自分の頭を一晩中叩き続けるetc)などを繰り返していました。

 元々このお嬢さんは、頭も良く(医学部)、中肉中背の綺麗なお嬢さんでした。最後はがりがりに痩せて、頭がおかしいのではないかと人から後ろ指を指されたり・・・だったそうです。

 

                    ☆  ☆  ☆  ☆  ☆ ☆  ☆

        
 父 (回顧)

    「君は、2年前位からよくお父さんに言ってきていたね・・・ “お父さん、最近私、アイスとかチョコとか甘いものが無性に食べたくなるんだけど、それって何だろう・・・・?”

 

 その時、お父さんは、“若い女の子だからそんな事もいいんじゃない”ってあまり深くも考えもせず、答えたね・・。だって、本当にそう思っていたし、お父さんも自分の仕事で精いっぱいだったんだ・・・。

 

 でも後で教えてくれたね、その頃既に君は、コンビニで買った大量のお菓子などをコンビニの裏で食べていたんだ、と。

 

 そして、よくこう聴いてきたね、“ねえお父さん、人は何の為に生きるの?”その頃からだったね、君が「死にたい、死にたい」と漏らすようになって衝動的な行動が多くなってきたのは・・」

 

 娘からの手紙(その当時)

 

    「お父さんが一緒の部屋にいると圧迫感を感じる。何故だろうと考えた。お父さんは、病気を理解してくれない(拒食と過食の本も読んでくれない)話をしても自分の意見を言うばかりで、私の気持ちには同感してくれない。それどころか、お父さんの気持ち(辛さ)を分かってくれと言うだけ。

 そう言われるのはとても辛いし、私は今、自分の事に手一杯で、自分が良い状態 (これからの展望が分かるとか、どうすれば自分が楽になれるのかとか、毎日死ぬ事を考えなくなるとか、辛い状況をどうすれば脱せるのかとか、を毎に問い考えて模索している事を分かって欲しい、決して安穏とは生きられていない) にならなくては、お父さんの辛さを理解して気を遣う事まで出来ません。

 

 あなたが私の事を分かってくれないのと同じように、私だって自分の状況で手いっぱいなので、お父さんの事を分かりません。でもお父さんは私の親なんだから、自分が例え辛くても私の事を分かろうと努力してくれたりするんだと思ってた。でもしてくれなかった。

 

 お互いを理解し合う気がない(出来ない?)人間と、しかもそれが親だと、一緒にいるだけで気疲れして、死ぬこと(消える事)ばかり考えてしまいます。お父さんだけが原因じゃないし、学校の不安もあるからだけど、毎日死ぬ事(首をつる事)を朝も夜も考えています。

 

 そんな状態なので、お父さんとは関われないし、話もしたくないし、一緒の場所にいるのが辛くて最近は自分の部屋にいくけど、一人でいても死にくなる。

 

 もしかしたら、今が死に時かもしれません。冷静に。
 別居も考えたけれど、具体的には実行にも移せない。頭が痛くなる。
 とにかくどうしたらよいのか分かりません。
 毎日死ぬ事ばかり考えています。

 

 とにかく、今はお互いの為にも関わらない様にしようね。
 私がどきますから、出来るだけ。
でも死にたい! どうして親なのに分かってくれない、分かろうとしない!毎日追いつめられている気がして、お父さんにビクビクする毎日は終わりにしたいです。

 

  話が出来ないので書きました。出来るだけ早く読んで下さい。
        冷静に書きました。    

                                     T子」

 

  父(回顧)

    「私は随分彼女を傷付けていました。私はこの手紙の中に、彼女の優しさを感じています。彼女の体調、メンタルが悪くなって、それを心配して不機嫌になっている私に、責任を感じたのだと思います。私を気遣いたいのだけれど、自分が辛くて出来ないと。

 

 リストカットを初め、飛び降り自殺未遂、一晩中自分で自分の頭を叩いていた事、真夜中にリビングでその音をゴツゴツを鈍い音が響いていた事・・・地獄でした。

 でもそれは彼女のアッピールだったんだと思います。「私の辛さを分かって!」と。彼女は生きる為に食べて吐きました。

 

 凄い病気です。哀れで哀しくて壮絶な病気です。何とかこの病気から抜け出させてやりたいと思いましたが、私は仕事をするのが精一杯で無力でした。

 

 でも家内は違いました。変になってからの2年間のすべてを娘の為に捧げました。家内は娘の世話をしながらよくこう言っていました。“最近T子ちゃんの事が可愛いく思えるんだ~。何か赤ちゃんみたいなんだもん。” 家内は大変だったと思います。

 

 お通夜の後まで残って下さった方は分かると思いますが、母親の子供を思う気持ちは凄いです。 僕も家内には感謝していますが、T子はもっと感謝していると思います。

 

 (中略)この間奥様が娘さんと過ごした2年間が書かれています。そしてその事で、娘さんは学校にも戻れ、進級も出来た様ですが、しかし摂食障害はまだ完全に治っていなかった様です。

 

 新学期が始まり、強くストレスがかかったのか、ある日いつもの様に過食をした後、その日に限って「吐けない!」と言ってパニックになりました。その後「お腹が痛い」と言って「病院に連れてって!」と言いました。既にお腹はパンパンになっていました。

 

     そのまま数時間後に彼女は旅立っていきました・・・・

 

 病院の先生からCTを撮った後、先生に呼ばれ「非常に危ない状態です。胃が破裂し、腹腔に食べ物があふれ出しています。更に膨らんだ胃が大動脈を圧迫して阻欠血しています。細菌感染もあるので緊急手術を行います。最悪の場合もありますので、覚悟してください」

 

 私も家内も全く考えた事もありませんでした。胃が破れるなんて。。。
 痩せて栄養もとれていない彼女の体はひとたまりもありませんでした。」

 

 私が今思うのは、最後まで彼女が前向きに物事を考え、頑張ろうとしていた事です。先の計画をいくつも立てていました。

 

 そして彼女に「お父さんはあまり褒めてくれない」とよく叱られました。今は褒めてあげたいです。

       「T子、偉かったね!よく頑張ったね!そして有難うね!」

 

   最後の娘と私のメールのやり取りです。(亡くなる10日前)

    娘  「昨日は過食嘔吐してないんだ。○○もあったから頑張った。
        体重も1キロ増えたけど、受け入れた。
        ちょっとづつ前へ。
        無理せず行くけど、昨日は頑張ったから報告まで。
        凄いでしょー。お父さん❤」

    父  「えらいぞ T子!」

    娘  「ありがとー!! お父さん❤❤」

 

                  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 

 最近あった事実です。この親子さんには何が原因だったかはこの中からの推測だと、親子の信頼、でしょうか。 このお嬢さんが訴えていた「親なんだから・・」と言う言葉にあった様に「甘えたい、理解してほしい、助けて欲しい」などが、目の前の環境的なもの、行動的なもの、もしくは、これからの自分の生き方、などに「対して、きっともっと親と話したかったのではないかと思います。

 

 そして普通はこのお父さんの様に、皆このくらいなら。。などと、SOSを見過ごしていきます。この方は、こうして娘さんを亡くされた事で、ご自分を考え直され始めています。これは素晴らしいことだと私は思います。

 

 ただ、娘さんの命がある特に、もう少し早く気付いていれば。。!と思いますね、やはり。 そうなのです。この様に、後で分かったこと、などは沢山あるのです。それでは遅いですよね、きっと。

 

 その時その時での、特に「親の役割、直観」をもっともっと大事にしましょう。自分と比べてはいけません。時代と比べてもいけません。

 

 今の世の中、これと似た事は本当に多く各家庭の中で行われています。親自身も自分の事で精一杯だからです。 それって本当はおかしい事ですよね。理由はいくつか考えられますが、今はそんな理由をあげるよりか(何故なら、環境・行動レベル的には書いても書ききれないから)ただ事実を伝えたいと思います。

 

 私はNLPは人生の公式と言っています。このお嬢さんお父さんの「肯定的意図」などが分かるからです。そして本当はこのお嬢さんは「どうしたかったのでしょう?」

 お父さんはこのまま「罪悪感」を持ちながら生きていかれるのでしょうか。勿論、誰も誰を責めることなど出来ません。しかし、私は残念です・・・こうして若い命が失われた事に対して。

 

 こんな事になる前に、まずは「家庭の平和」です。それは「お互いの信頼関係」ではないでしょうか。それには学ぶ事です。学びは沢山の薬以上の効果があります。「心の癒し」が大切です。

 人は「認められたい、愛されたい、褒められたい」と全員が思っています。誰でもです。それがバランスがとれているときはまだ大丈夫です。そのバランスが何かのひょうしに崩れた時・・・その心は崩れ始めます。

 

               ☆ 自由な心を今年は取り戻す  菅野康子でした ☆

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